コロナ下のもと、毎年恒例の年末の忘年会はお酒を伴い密になる為に今年は中止としました。
どの職種も今の世情の環境下では仕方のないことですが、スタッフも毎年楽しみにしていた歯科衛生士関連の講習会も今年は次々中止となり、ひたすらに、今は毎日の仕事としての臨床と本を読んでの勉強のみの日々です。
しかし、スタッフへの感謝と息抜きをさせてあげたいと考えて、感染リスクの極めて低い方法を数カ月、何とか考えてみました。
10月下旬に、少し遠方の場所になりましたが、料亭旅館のお昼の食事会を企画しました。
まずは、当日、幸いにも、天候に恵まれ安堵。(換気に関わる為です)
大きな個室のお部屋で窓を全開放して、綺麗な広いお庭を眺めながら、人との間隔を広くとって席を作って下さり、さすが感染対策は十分でありました。
一つ一つのお料理が観ても芸術的であり、しかも大変に美味しいので、元気なスタッフが皆、今まで見たことがない程に、おしとやかに食事に集中してしまいました。
料理にはこんなにも、味わうという行動に夢中にさせる力があるのだと改めて感じてしまう程に。
必然的に会話は少なく、しかし、珍しい品々に目も心もキラキラという表現がふさわしいほど、若いながらスタッフが興味をもって、器一つにも手に取って観ている様子に嬉しく感じました。
コロナの感染を避けるために、医療従事者の自覚をもって、若くとも私的な行動を制御して仕事をしているスタッフのせめて、このひと時の息抜きとなってくれたら、そして、英気を養い、また、明日からの仕事に向かってもらえたらと。
日々の感謝をこめて。