2020年 11月 の投稿一覧

ひと時の息抜きと感謝と

コロナ下のもと、毎年恒例の年末の忘年会はお酒を伴い密になる為に今年は中止としました。

どの職種も今の世情の環境下では仕方のないことですが、スタッフも毎年楽しみにしていた歯科衛生士関連の講習会も今年は次々中止となり、ひたすらに、今は毎日の仕事としての臨床と本を読んでの勉強のみの日々です。

しかし、スタッフへの感謝と息抜きをさせてあげたいと考えて、感染リスクの極めて低い方法を数カ月、何とか考えてみました。

10月下旬に、少し遠方の場所になりましたが、料亭旅館のお昼の食事会を企画しました

まずは、当日、幸いにも、天候に恵まれ安堵。(換気に関わる為です)
大きな個室のお部屋で窓を全開放して、綺麗な広いお庭を眺めながら、人との間隔を広くとって席を作って下さり、さすが感染対策は十分でありました
   
一つ一つのお料理が観ても芸術的であり、しかも大変に美味しいので、元気なスタッフが皆、今まで見たことがない程に、おしとやかに食事に集中してしまいました。

料理にはこんなにも、味わうという行動に夢中にさせる力があるのだと改めて感じてしまう程に。

必然的に会話は少なく、しかし、珍しい品々に目も心もキラキラという表現がふさわしいほど、若いながらスタッフが興味をもって、器一つにも手に取って観ている様子に嬉しく感じました。
   
コロナの感染を避けるために、医療従事者の自覚をもって、若くとも私的な行動を制御して仕事をしているスタッフのせめて、このひと時の息抜きとなってくれたら、そして、英気を養い、また、明日からの仕事に向かってもらえたらと。

日々の感謝をこめて

マスクの中のお口は…?

こんにちは。呉市 よしだ歯科 院長の吉田です。

秋も深まり、本格的に冬の到来を感じるようになりました。
そろそろ風邪やインフルエンザも気になってくる季節。
今年はコロナ禍ということもあり、例年以上に感染症予防に取り組みたいところです。

基本の手洗い・うがいの励行、インフルエンザワクチンの接種など、できることはたくさんありますね。

唐突ですが、マスクをつけてこのブログを読んでいる方に質問です。
今、マスクの中のお口は閉じていますか?

マスクを着用していると、本人も気づかぬ内にお口での呼吸(口呼吸)が増加する傾向にありますが、人間は本来、呼吸は鼻で行い、口は食物を取り入れるようになっています。

鼻は鼻毛や鼻腔粘膜を通る過程でホコリや花粉、ウイルスや細菌などの大部分をブロックしてくれるようになっています。フィルターやマスクのような役目をしてくれているのですね。

また、冬の乾いた空気を吸いこんでも、鼻の中を通って肺に到達する頃には加湿された暖かい空気に変わっています。

しかし、元々食べ物を取り入れるための器官である口やのどにはそのような役割をしてくれる機能が備わっていません。
ゆえに、鼻呼吸ではブロックされるウイルスや細菌などが素通りで体内に侵入でき、冷たい乾いた空気が直接肺に取り込まれてしまいます

感染症対策として鼻呼吸の方が良いことは言うまでもありませんね。

他にも、鼻呼吸で受けることができる恩恵は例えばこんなものがあります。

・脳への酸素流入量が増加し、脳が活性化される
・お口の中が乾かないので、殺菌作用のある唾液量が減らず、歯周病やむし歯、口臭の予防となる
・基礎代謝がアップする

無意識のうちに口呼吸になっていることが多いので、口を閉じている」ことを意識するように心がけましょう

睡眠中の対策には肌に優しい医療用のテープを貼って口が開くのを防止するのも一つの方法ですよ。