2021年 12月 の投稿一覧

今年もありがとうございました。

こんにちは。呉市 よしだ歯科 院長の吉田です。

2021年も残りわずか。みなさん大掃除はもう始めていますか?
たまに、暖かい時期に済ませてしまって年末はやらない!というお話しも聞きますが、忙しい年末の前にやっておけばいいのはわかっていても、なかなか重い腰が上がらない…という方のほうがきっと多いですよね。

統計上、95%もの日本人が毎日歯磨きをしており、2人に1人は1日に2回磨いているそうです

「歯磨きをする」ことが当たり前の習慣になっているということですね。でも日本人のむし歯の数は先進国の中ではトップクラス

これは「歯磨きをしていても汚れがきちんと落とせていない」ということ。

歯ブラシだけで歯磨きを終えてしまう人が多く、諸外国に比べてデンタルフロス歯間ブラシ等の補助器具の使用率が低いということと、「予防するために歯科に行く」という予防歯科の意識が低いことが原因だと思われます。

まだ歯ブラシだけで磨いている方、新しい年はぜひフロスも使ってみてください。

こんなにまだ食べ物や汚れが残っていたんだ!」とびっくりされることと思います。そしてもう一つ、「予防歯科」を意識してみてくださいね。

 

今年も多くの患者様にご来院いただき、誠にありがとうございました。

当院スタッフ一同、心より御礼申し上げます。来年も皆様の健康のお役に立てますようより一層努力して参ります。

 

皆様、どうぞ良い年をお迎えください!

 

いい歯の日 作文コンクール

「いい歯の日」(11月8日) にちなんだ第26回いい歯の日作文コンクール(広島県歯科医師会主催)の入賞者が決まり、中国新聞にて発表されました。

小学生、中学生、高校生・一般の部の3部門があり、最優秀の「広島県知事賞」の[高校生・一般の部] の受賞者に、当院の患者さんである保手濱 有紀子さんが選ばれました!

その発表の1週間ほど前がちょうどご本人さまの受診日にで、選出されたことを教えて頂いていたので新聞に載った作文をとても楽しみに拝見しました。

娘へ」という題でした。
プレママスクールでの有紀子さんとの出会いから当院に来院してくださるようになり、それから娘さんが11歳になった今年までの11年間の母親としての目線や思い、お子様の成長を見守りながら育児の中での口腔管理と向き合ってこられた深い愛情を、この限られた字数に見事に表されておりました。

最後の一文ではありますが、11歳になられたお子様に

あなたに真珠のような歯をプレゼントしたくて、無我夢中だった十一年。
これからは、歯科医師さんや歯科衛生士さんに助けてもらいながら、少しずつ自分の手で自分の歯を守っていってね。今まであなたの歯を守らせてくれて、
どうもありがとう。

と締められておりました。
何て素敵な文だろう。
ありがとうという一言の中に母親としての想いを込めておられ、同じ母親として共感と感動で涙がじんわり浮かびました。

私は、有紀子さんが母親として様々なことに真剣に楽しみながら育児をしておられる姿を診療室の中で垣間見て来れた事に、深い感慨を感じずにはいれません。こんなに頑張ってるママは、お子さんからみても素敵なママで自慢だと思います。

家族のために料理も本当に凝られており、他に様々な勉強をされておられるのです。
口腔内はその方のライフスタイルと深くリンクしているので、色々とお話しを伺うことも多いのです。

私は保護者の方に必ずお話しする内容があります。
それは、「小児歯科の見地から、人間の成長過程から、10歳になる小学3年生一杯は”仕上げ磨き”を必ずして下さい。それまでは、お子さんの虫歯は保護者さんの責任です。虫歯が出来ても、お子さんにせいにすることはしません。

これは甘やかしではありません、口腔管理においてまだ、無理な年齢なんですよ。
心の成長が意識と伴う時期の小学校4年生になったら、子供さんの磨き方ではなく大人の磨き方をお子様に正式にきちんと指導しますので、そのあとからは、お子さんの責任としてお話しするようにしています。」

この内容のダイジェスト版?をプレママスクールで話していたことを改めて思い出しました。

 

年末年始休診のお知らせ

12月29日(水)~2022年1月5日(水)まで
年末年始の休診とさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

マスクの中のニオイの原因

こんにちは。呉市 よしだ歯科 院長の吉田です。

秋も深まり、各地の紅葉の話題がニュースで取り上げられるようになりました。少しずつ観光も再開していることも、明るい話題ですね。 

それでもまだまだマスクは必須な中、一日中付けていると、マスクがなんだか臭うなぁ…」と感じることがあると思います。

口腔内には無数の細菌が生息していて、呼吸をしたり、会話をしたりして過ごすうちに、その細菌がマスクに移り、さらに呼気に含まれる湿気によって細菌が増殖し、その細菌が臭いの原因となっているのです。

 口腔内の細菌の多くは、舌についている「舌苔(ぜったい)」に生息しています。舌苔とは、舌についている白い苔のようなもののこと。

この正体は、舌の表面にある凸凹に食べかすや細菌などが溜まり、苔のようになったものです。細菌のかたまりであるこの舌苔は、時に高齢者の誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因にもなります。

舌苔は適度に取り除くことが必要です。
歯みがきの時に一日一回、できれば専用のブラシで舌を傷つけないように優しく行いましょう。(※絶対にゴシゴシこすらないでください。

ブラシは舌の奥から手前に向かって一方に向かって行います。頑固な舌苔には、専用のジェルを使ってみましょう。決して一度で無理に取り除こうとしないでくださいね。

気になること、困ったことがありましたらお気兼ねなくご相談ください。